和菓子を知る

和菓子とは、日本の伝統的な菓子の総称です。年中行事や季節、人生の節目に由来するなど、日本人の生活文化に根づいた身近なものです。また、美しい姿かたち、優雅な菓銘(菓子の名前)の響き、味わいや香りなど五感で楽しむことから、「和菓子は五感の総合芸術」ともいわれます。
和菓子暦
とらやの季節の和菓子を日本の行事とともにご紹介します。

三月(弥生)の行事
雛まつり平安時代の宮中では、3月初めの巳の日(上巳:じょうし)に紙などの人形(ひとがた)に穢(けが)れを移して水に流す禊(みそぎ)の風習がありました。この風習と、人形を使って遊ぶ雛遊びが結びつき、江戸時代には、現在見るような雛人形を飾って女子の成長を祝う雛祭りが3月3日に行われるようになりました。

三月(弥生)の和菓子
雛井籠可愛らしい雛菓子をお詰めしました。箱は虎屋に現存する安永5年(1776)の雛井籠を模しています。
内容:
①薯蕷製『笑顔饅』(御膳餡入)
真白い薯蕷饅頭についた赤い点の愛らしさから『笑顔饅』と名づけられました。
②三種詰合せ
・求肥製『桃の里』(白飴餡入)
桃源郷のように桃が咲き匂う山里の情景を表しています。
・煉切製『仙寿』(白餡入)
桃の節句にふさわしい意匠のお菓子です。
・道明寺製『雛てまり』(白餡入)
氷餅をまぶした黄色の道明寺饅に、桃の花の焼き印を配しました。
③和三盆糖製『花干菓子詰合せ』
雛節句の季節にふさわしい「椿」「桃」「八重桜」の3種を詰め合わせました。
④羊羹製『あこや』【京都地区の一部店舗のみ】
紅台(白餡入)、白台(御膳餡入)、緑台(小倉餡入)
阿古屋貝(あこやがい)が真珠を抱いたさまを表しています。
和菓子をめぐる小さなお話
虎屋文庫の読みもの
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