とらやパリ店オリジナルフェーヴ 平成20年(2008)~令和7年(2025)

2025.08.15

菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。

パリ店のフェーヴ  

今から45年前の1980年に、和菓子を通して日本文化を海外に紹介したいとの思いから、とらやはパリに出店しました。以来フランスの豊かな食文化に学び、同地の製法や素材を取り入れ、2008年には、日仏交流150周年を記念して「ガレット・デ・ロワ」※を販売しました。バターが香るパイ生地に小倉餡とアーモンドペーストをはさみ、仕上げに柚子ジャムを添えた、とらやパリ店オリジナルのレシピでした。現地スタッフからも「ユニークでとても美味しい」と好評で、以降、アレンジを加えながら現在も継承されています。

今回ご紹介する「フェーヴ」もパリ店オリジナル(写真参照・いずれも3㎝程度)。初代は「躍動する虎」柄の黒い皿で、リモージュ焼の老舗ベルナルドに特注したものです。翌年からは、とらやのお菓子を模したデザインになっています。

これらのフェーヴは、2025年10月14日(火)まで、虎屋 赤坂ギャラリー企画展「和菓子が出会ったパリ」にて展示しています。2008年から2025年までの全18種の実物を見ることが出来る貴重な機会ですので、是非ご来場ください。ギャラリー内で、人気投票も実施しております。どれが1位を獲得するか、結果が楽しみです。

※「ガレット・デ・ロワ」(王様のお菓子を意味する)は、カトリックの行事である公現祭(エピファニー・1月6日)に食べるお菓子。中にはフェーヴと呼ばれる小さな陶器製の人形や置物が入っている。切り分けた際、フェーヴが当たった人は紙製の王冠をかぶり、祝福される。

展示風景


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