働きやすい環境づくり
常に変わりゆく時代の中で虎屋が生きていくためには、柔軟で機敏でなければならず、そうした虎屋を担うのは、社員一人ひとりにほかなりません。 そのためにも、社内には最大限に力を発揮できる仕組みと制度が重要だと考えています。 優れたプレイヤーが創造性豊かに役割を果たし、連携しながらゴールを目指すチームスポーツのように、虎屋は、強い個の総和である会社でありたい。 多様な個性と才能を見出し育める、組織と風土を追い求めています。
社内制度
EGG21(1992年~)

留学、ボランティア、チャレンジ…。自分の夢と働くこと。虎屋には、そのどちらも実現できる制度があります。最長2年の休暇付与や、奨学金の援助、期間中の給与(8割)支給などで個人を支援。たとえ社業に直接関係のない分野でも、真剣に知見を広め、励むことは「個」の活力につながると考えています。
支援の一例をご紹介します。
スクール支援
社員の自由な研究のための国内外留学を支援する。
- 大学院での修士課程履修(2016年~2018年)
ボランティア支援
ボランティア活動による社会貢献を支援。
- 東日本大震災ボランティア(資金援助)(2011年)
トライ支援
社員の活発な自己啓発を期待し、多様で自由な研究や能力開発を支援。
- NGOでのプロボノ活動(2018年~2020年)
- 津軽系こけし職人の下での修業(2014年~2015年)
- クシマクロビオティック インストラクター資格取得(2012年)
- ドーバー海峡往復横断・水泳リレー(17日間の連続休暇と菓子寄贈)(2002年)
事業所内保育所の設置(2018年~)
待機児童問題が深刻化している現在、虎屋グループでも産前産後休業や育児休業を取得しても、保育所に当選せず、やむなく休業を延長する社員が多くいました。これを受け、2018年、近隣企業数社とともに、事業所内保育所を設置しました。社員の復職支援としてはもちろん、男女の隔たりなく、多くの社員が活躍するための一助になればと考えています。
子の教育休暇制度(2000年~)
親にとって、子育ては大切な人生の一部です。しかし、仕事をもつ親は学校教育に参加しにくいという現状もあります。社員には、父母会などの学校行事にもっと参加し、親として、また一社会人としての発言もできるようであってほしいと考え、教育のための休暇を推奨しています。子一人につき、年3日間の有給休暇を取得できるユニークな制度を設け、これまでに多くの社員が利用しています。
60歳再雇用制度(2001年~)
少子高齢化の急速な進展や厚生年金の支給開始年齢の引きあげなど、高齢者をとりまく社会環境の変化が著しい昨今。虎屋においても、定年を迎えた社員が生き生きと活躍できる職場を実現するための取り組みを行なってきました。2017年からは、定年再雇用社員は本人の希望を加味したうえで、様々な分野・形での働き方が選べるようになっています。このように働く環境整備を進めていくことで、再雇用者本人はもとより、会社や配属部署にとっても意味ある制度へ進化させていくことを目指しています。
人材育成・研修
明るい職場環境と、社員の多様性を尊重する風土づくりを促進し、虎屋の一員としての自覚を持った社員が生き生きと働く企業の実現を目指しています。
和菓子屋・虎屋として
和菓子屋・虎屋の一員として必要とされる知識を伝授するとともに、同店で働くことへの意識を醸成します。知識伝授のみならず、様々な部署の先輩社員から仕事に対する思いなどの話を聞く機会を設けるほか、体験実習などのプログラムを組むことで、心や身体で体感的に深く理解が深められるような研修を行なっています。