和菓子暦
一月(睦月)の行事
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正月
一年の始まりとなる正月には、家族の健康と幸せを祈り、鏡餅をお供えし、雑煮を食べます。宮中で用意されるのが菱葩(ひしはなびら)。円くのした餅に、小豆色の菱餅を重ね、甘く煮た牛蒡と白味噌をのせて二つに折った行事食です。餅や大根、押し鮎など固いものを食べて長寿を願う、「歯固(はがため)」という行事に由来するともいわれます。花びら餅は、これを基に考案されたお菓子です。
一月(睦月)の和菓子
花びら餅
宮中の行事食「菱葩(ひしはなびら)」を原形とするお菓子です。円(まる)くのした餅に小豆の渋で染めた菱餅を重ね、蜜炊きした牛蒡(ごぼう)と味噌餡をはさんでいます。
※関東地方・御殿場では餅製、近畿地方では求肥製でおつくりいたします。
販売時期/12月下旬~1月上旬
干支羊羹『撫で牛』
「撫で牛」とは、自分の病気や傷と同じ場所を撫でると回復すると言い伝えられている牛の像です。鮮やかな紅煉羊羹で新年の寿ぎを、黒煉羊羹で「撫で牛」を表しました。
販売時期/11月下旬~1月中旬
湿粉製『ひだまりの丑』
小豆で牛の群れを、しっとりとした口当たりの湿粉製の生地で、牛たちがたたずむ高原のひだまりを表現しました。ゆったりと時が流れる高原の風景が想起される意匠です。
販売時期/12月16日~1月15日
※取扱商品と販売期間は店舗によって異なります。
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