メニュー

小さなお話

一覧へ

文化

御好(おこのみ)

茶の湯の世界では、茶人の指示でつくらせた道具などに「〇〇好」と冠することがあります。とらやでも『御好雪の下餅』『御好生田森』など、江戸時代後期から、値段帳などに「御好」をつけた菓銘が見られます。同時代の宮中関係の御用記録に「御好にて仰せつけられ」という書き方があるので、天皇や公家など、高貴な方の指示により、おつくりしたものなのでしょう。近代以降は、茶会の趣向や茶人のご希望などにより、既存の菓子の色や素材をかえて「御好」の名を冠することもあります。