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和菓子だより

2018.03.05

300年以上前の桜餅

元禄8年11月「御菓子之畫圖」(虎屋黒川家文書)より

春の和菓子といえば、まず「桜餅」を思い浮かべる方も多いことでしょう。現在おなじみの桜葉を巻いた桜餅が広まったのは、江戸時代も後期のことといわれています(徳川吉宗と桜餅参照)。
画像の「さくら餅」は、それより古く、元禄8年(1695)の虎屋の菓子見本帳「御菓子之畫圖(おかしのえず)」に描かれたもの。この見本帳に描かれた菓子は黄や茶、灰色など落ち着いた色合いのものが多く、薄紅色はこの「さくら餅」のみです。まさに紅一点、可憐な色かたちには、日本人ならではの桜を慈しむ気持ちが込められているのではないでしょうか。


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