煉瓦の羊羹

先日、台東区浅草の工事現場で、明治23年(1890)に建てられた高層建築、凌雲閣(りょううんかく)の基礎部分と思われる遺構がみつかり、話題となりました。掘り出された煉瓦の一部は区での保存も決まったようですが、煉瓦の名称に「羊羹」があるのをご存知ですか?

『煉瓦要説』(1902)に、「煉瓦ヲ(略)縦ニ切半シテ用ユルモノ之ヲ羊羹ト云フ」と見えます。(下記参照)

縦に半分に切ったサイズ感は、なるほど確かにそっくりかもしれません。意外なところに名前が使われるのも、親しまれていればこそ。さて、凌雲閣にも「羊羹」は使われていたのでしょうか。

『煉瓦要説』国立国会図書館デジタルコレクションより(26コマ) 傍線虎屋文庫
凌雲閣 12階建で高さ52m、当時としては超高層建築だった。 『最新東京名所写真帖』国立国会図書館デジタルコレクションより(15コマ)

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