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和菓子だより

2018.01.17

『あじの花』 幕末~明治時代頃

菓子資料室 虎屋文庫では虎屋歴代の古文書や古器物に加え、菓子に関わるさまざまな資料を所蔵しています。このコーナーでは、その一部をご紹介していきます。

大坂の菓子屋「高岡福信」作成と考えられる見本帳(デザイン帳)です。274点の菓子の意匠と銘が記録されています。

江戸時代以降、各地の菓子屋ではこうした帳面を作り、注文を受ける際に顧客に見せたり、店の覚えとして使ったりしていました。手描きが多いなか、『あじの花』は版本という点で珍しく、顧客に配ったものと思われます。どの頁にも、さまざまな色かたちの華やかな菓子が並んでおり、単なる商品カタログとしてだけでなく、眺めて楽しむ趣味本としての側面もあったのではと想像させられます。

表紙

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