第61回 お菓子とお酒の大合戦展
歌川広重の「太平喜餅酒多多買(たいへいきもちさけたたかい)」は、江戸で庶民に親しまれていた餅(菓子)と酒が合戦を繰り広げる楽しい錦絵です。鎧兜も菓子にちなんだ蒸籠や重箱、竹皮で描かれるなど凝りに凝っており、見飽きることがありません。今回は、ここに描かれた菓子を復元し、多数の絵画資料とともにご紹介いたしました。
広重の知られざる傑作!?
東海道五十三次であまりにも有名な歌川広重(1797-1858)が、こんな作品を残していたことは、意外に知られていません。入り乱れて戦う餅と酒は、いずれも当時実際に江戸で人気のあったものです。人々はひいきの菓子や酒を見つけて楽しんだことでしょう。
凝った趣向とは?
鎧兜にご注目ください。餅軍では羊羹でおなじみの竹皮、重箱・蒸籠などが使われています。また着物の模様も酒軍なら枡やぐい飲みになっているなど、細かく書きこまれた「江戸の遊び心」。展示ではこの解明に挑みました。
江戸時代の菓子を復元!
この錦絵に描かれた江戸時代の菓子を復元して展示いたしました。さらに、錦絵をはじめとする絵画資料や写真パネルを多用して、当時の菓子の姿をお目にかけました。
お酒も大暴れ
今回の展示は甘いものだけではありません。徳利や枡、樽に酒瓶など、合戦の相手、酒の展示コーナーも設け、江戸の酒事情の一端をご紹介いたしました。折しも10月1日は日本酒の日。辛党の方もご一緒にお楽しみいただけたのではないでしょうか。
展示品
江戸時代の復元菓子約30点、錦絵・版本など。
開催にあたって
手指消毒用アルコールを設置しております。
会場内混雑の場合、少しお待ちいただく場合がありますのでご了承ください。
著作権について
虎屋のウェブサイト上に掲載しております内容(上記の記事内の文章を含みます)に関する著作権その他の権利は虎屋が有しており、無断に複製等行いますと著作権法違反等になります。当ウェブサイトに関する著作権等については、以下のページをご覧下さい。













