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和菓子だより

2019.01.21

缶詰の開け方

東京大学総合図書館蔵「捃拾帖」第31冊(三十乙)より

今回は「改良羊羹」の缶詰の開け方の図です。これはスクラップ帳に貼られたチラシのようなものの一部で、缶の中身は葡萄と柿の羊羹でした。「便利」「衛生」をアピール、一名を「帯鑵(「おびかん」か)」といい、「附属鍵」で巻き取るという説明がつけられています。以前ご紹介した虎屋の缶詰羊羹も同様の形でしたが、この史料は明治23年(1890)頃のもので、缶詰羊羹の記録としては古いほうではないでしょうか。それにしても大きな缶ですね。
後年、アルミ袋充填式の羊羹が開発され、現在ではこうした缶はほとんど見られなくなりました。

参考:

田中芳男・博物学コレクション
田中芳男については歴史上の人物と和菓子をご覧ください。


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