和菓子だより

2020.03.13

根津美術館 特別展 虎屋のおひなさま 作品紹介(御所人形)

根津美術館「特別展 虎屋のおひなさま」は、 
現況を鑑み、会期末の3月29日(日)まで休館することが決定しました。

残念ながら展示会場で直接ご鑑賞頂くことはできなくなりましたが、今月末まで、根津美術館の構成による展示順に沿って、図録にない画像やエピソードも交えながら、主要な作品をご紹介いたします。

御所人形(伊豆蔵人形※)

左 瓢箪持ち、右 鯛持ち

御所人形は江戸時代中期に観賞用として発展しました。持ち物や姿などに意味が込められ、吉祥譚などをもとに作られています。

丸々と太った童子。表面には胡粉を塗り、艶々しています。意外に髪の毛を揃えるのが難しく、気を付けないとすぐ毛が抜けてしまいます。

立ち子

足首、膝、足の付け根の三カ所が折れることから、「三ツ折」とも言われています。頭が大きく、重いので、バランスが難しく、立たせるのが大変です。

なお、本展示の内容をまとめた図録『虎屋のおひなさま』が根津美術館より刊行されています。
展示作品全ての画像とともに、新たな撮影を加え、作品の特徴、技巧など見やすく構成しています。
また、最新の雛に関する研究を踏まえた論考も掲載しています。
購入方法、価格、送料などの詳細はこちらをご覧ください。

※伊豆蔵人形(いずくらにんぎょう):

大坂の伊豆蔵喜兵衛が関西土産として扱ったことからこの通称となる。御所人形の別名。虎屋蔵の箱書には「伊豆蔵人形」とある。