虎屋文庫資料展
和菓子の魅力を多彩な切り口でご紹介する展示会です。
最大の特色は、必ず手作りの和菓子を展示すること。小さいながらもユニークな展示です。
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展示開催期間:
2015.05.20〜2015.06.16

第78回 休館前の特別企画「虎屋文庫のお菓子な展示77」

この展示は終了しました。

菓子資料室・虎屋文庫は、和菓子文化の伝承と創造の一翼を担うことを目的として、昭和48年(1973)に創設され、同年より、本社ビルにて展示会を開催してきました。このたび、ビルの建て替えに伴う、約3年間のお休みを前に、大回顧展を行います。全77回のさまざまな展示を思い出の品々とともに振り返ります。

琳派の旗手・尾形光琳が注文した菓子

「歴史上の人物と和菓子」は、力を入れて取り組んできたテーマの一つです(HPで好評連載中)。展示でも、第34回(1990)、第45回(1995)、第69回(2007)と回を重ね、有名人の知られざる逸話をご紹介してきました。たとえば、「琳派」創生400年の本年、話題となっている絵師・尾形光琳の注文記録が、虎屋に残っています。光琳が後継者の中村内蔵助に贈った10種の菓子から『色木の実』と『友千鳥』を展示します。300年以上前の美の巨匠が選んだ菓子をご覧ください。

『源氏物語』の世界を和菓子で

貴公子・光源氏と彼をとりまく女性たちの恋物語として世界的に名高い『源氏物語』。第30回「源氏物語と和菓子」展(1988)では、故・片野孝志氏の料紙(※)と菓子を組み合わせて、54帖のさまざまな名場面を表現しました。数ある展示のなかでも屈指の人気を誇り、多くのお客様を魅了してきた和菓子と料紙の華麗なる競演をお楽しみください。
※料紙:美しい和紙をつなぎ合わせた装飾的な紙。

森村泰昌氏によるアート和菓子

第67回「和菓子アート」展(2006)は、現代アーティストによる、和菓子に想を得た作品展という新しい切り口が反響を呼びました。菓子木型を使った和紙作品や、和菓子をかたどった木製玩具など着想のユニークさに感心されることでしょう。また、歴史上の偉人や名画のなかの人物に扮するセルフポートレイト作品で有名な森村泰昌氏のデザインによる干菓子『ことのはのあじ』も大いに注目を集めました。

幻の名店「二口屋」の井籠

第75回 お宝満載!吉田コレクション「蘇る 江戸~明治の和菓子の世界」展(2012)で展示した、和菓子研究家・吉田隆一氏所蔵の井籠(せいろう・菓子を運ぶ容器)。事前調査の際、スタッフが重箱の裏の漆塗りの下に、文字を発見!「二口屋(ふたくちや)」の井籠を塗り直したものであることがわかりました。同店は、江戸時代に虎屋とともに御所御用を勤めた名店で、幕末に当店が経営権を譲り受けたという浅からぬ縁もあります。まさに、運命の再会ともいえる一品ですね。

菓子へのこだわり

お客様から「よくできたレプリカね」というお声をいただくことがありますが、基本的に展示している菓子は本物です!江戸時代の菓子を、古い史料をもとに製法を工夫しながら職人が再現したり、バターを使った洋菓子のように工場で製造ができないもの、毎日交換が必要な汁物などはスタッフが手作りすることも。おいしく見せるためのアイディアや苦労もご紹介します。

展示品:

過去の展示で紹介した菓子約40点、過去の展示DM・ポスター、錦絵・版本・古文書・動画ほか。古文書・動画ほか。

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