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虎屋文庫資料展
和菓子の魅力を多彩な切り口でご紹介する展示会です。
最大の特色は、必ず手作りの和菓子を展示すること。小さいながらもユニークな展示です。
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展示開催期間:
2003.10.01~2003.10.31

第63回 源氏物語と和菓子展

この展示は終了しました。

『源氏物語』は、千年にわたり日本人のあこがれであり続け、文学のみならず絵画、工芸品をはじめ、様々な分野に影響を与えました。
今回は『源氏物語』の情景を思わせる意匠や銘の菓子を、片野孝志先生作の料紙(平安朝和紙)とともに展示します。
和菓子で描く『源氏物語』…雅やかな王朝の世界をお楽しみ下さい。

華麗 和菓子が彩る源氏物語の世界

長年宮中の御用を勤めてきた虎屋には、『源氏物語』の情景を思わせる意匠や銘の菓子が多数伝えられてきました。
これらの菓子を、片野先生作の料紙と組み合わせることにより、華麗な『源氏物語』の世界が広がります。過去、大変ご好評をいただいた展示をもとに、これまでとは違った菓子、新作の料紙も加えてご覧いただきました。

源氏香図の和菓子

源氏香図とは、香道の源氏香という遊びに使う文様で、源氏物語五十四帖それぞれに異なった文様が決まっています。
虎屋には、この源氏香図とそれぞれの帖にちなんだ植物を組み合せた菓子が、いくつか伝わっています。

紫式部も味わった…平安時代の菓子復元

華やかな王朝文化が花開いた平安時代ですが、食生活は意外と素朴でした。中国から伝わり、今や幻となった唐菓子、『源氏物語』にも登場する「椿餅」「亥の子餅」なども展示しました。

王朝の雅がよみがえる料紙の美

かつて平安貴族たちは、手紙や歌の贈答、歌集の筆写などに、料紙と呼ばれる美しい紙を使っていました。様々な技法が凝らされ、王朝の美意識を伝える料紙ですが、現代の私たちから見るととても斬新でもあります。片野孝志先生はこの技法を研究し、独自の創作活動をなさっています。
片野孝志先生のご紹介
1934年東京生まれ。「三十六人歌集」(平安時代作・国宝)に魅せられて以来、雅な料紙(平安朝和紙)の復元を試み、独自の創作活動を展開している。
読売文化センター講師、北京中央美術学院客員講師などを勤める傍ら、ロンドン、パリ、ミラノ、中国など海外でも個展を催す。昨年は銀座松坂屋、大津市石山寺などで展示を開催した。
『日本文様事典』(河出書房新社)ほか染紙についての著作も多数。

展示品:

源氏物語の情景を思わせる菓子約40点、片野孝志作料紙31点、及び額絵など、平安時代の復元菓子ほか。


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