社長挨拶

この度 代表取締役社長に就任いたしました、黒川光晴です。
500年続く和菓子屋の長男として生まれ、私の人生の傍らには常に和菓子がありました。幼い頃、工場で職人たちが菓子をつくる姿を飽きることなく見ていたのがつい昨日のことのようです。今思い起こせば、このような日々が私の原点であったのだと思います。学生時代は日本を離れ海外で過ごし、卒業後は他業種の仕事も経験しましたが、和菓子のことは片時も頭から離れることはなく、おいしい和菓子をつくるために何をすべきか、ということを常に考えていました。お客様に喜んで頂ける和菓子をつくりたい──その思いは年を重ねるごとに強くなっています。

今年に入り、新型コロナウイルスの影響によって世界中の人々の日常は一変しました。日々の行動様式に変化を求められる中、私たちの価値観も変わってきています。このような状況下で、虎屋がお客様や社会に対して何をすべきか、また何が求められているのか、あらためて問われていると感じています。
先人たちが積み重ねてきた日々の上に今の虎屋があり、そして、そこにはいつの時代にもお客様、生産者様、取引業者様の存在がありました。先人の軌跡を学び、虎屋を支えてくださる皆様に感謝し、経営理念である「おいしい和菓子を喜んで召し上がって頂く」という思いのもと、これからの新しい時代に私たちがなすべきことは何かを真剣に考え、社員と共に歩を進めてまいります。

代表取締役社長 黒川 光晴