和菓子だより

2019.03.04

見本帳でお花見 桜花麗し編

梅や菊と並んで、和菓子の意匠として好まれる桜。大正7年(1918)に作られた虎屋の菓子見本帳から、桜に関わるものをご紹介。約100年前に描かれた菓子で、お花見をお楽しみください。

1、都の錦(みやこのにしき)
2、宵月(よいづき)
3、雪月花(せつげっか)
4、新伊勢桜(しんいせざくら)

1、「見わたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける」という『古今和歌集』の歌にちなんだきんとんです。

2、「春宵一刻価千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)」。朧月に照らされた桜花の美しさを愛でるひとときは、千金にもかえがたいものですね。

3、「雪月花」は、四季折々の自然美を表す言葉です。菓子は雪を象徴する地色の白に三日月と桜を添えた、可憐な意匠となっています。

4、伊勢桜は八重桜の一種で、桜の終わりに近い時期に咲くため「尾張(終わり)に近い伊勢の国」という洒落で名づけられたともいわれます。


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