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黒川武雄(1893〜1975)は虎屋の十五代店主です。開業医福田恭敬(やすたか)とクメの四男として、熊本県伊倉町(現玉名市)に生まれました。15才で父が死去したため家族とともに東京へ出て第一高等学校入学後、虎屋店主であった黒川光景の養子となりました。大正6年(1917)に東京帝国大学を卒業して第一銀行(現みずほ銀行)に入行、同年光景の一人娘算子(かずこ)と結婚します。2年後には同行を退職して、虎屋へ入って家業を継ぎます。
武雄は大正から戦前という時期に虎屋の経営を近代化した人物で、昭和22年(1947)から40年までは参議院議員として国政に尽力し、中小企業育成や和菓子業界の発展にも貢献しました。また俳句(俳号・一五)や油絵、謡など多趣味な私生活をおくっています。
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