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樋口一葉(1872〜1896)は、戦後はじめて紙幣の肖像になった女性として大きな話題となりました。東京に生まれ、14歳で中島歌子の主催する歌塾「萩の舎」(はぎのや)に入門、古典の教養を身につけました。父が早くに病死、戸主として一家を支えるため、文筆活動をはじめます。しかし、作品は思うような収入につながらず、下谷龍泉寺町(現・台東区)に転居、子ども相手の駄菓子、おもちゃを並べた荒物店を開きます。この経験は、吉原を舞台に下町の子どもたちの日々を描いた『たけくらべ』に生かされました。
明治27年(1894)に『大つごもり』を発表、肺結核により24歳の若さで没するまでのわずか14ヶ月間に『にごりえ』、『十三夜』などの傑作を次々に発表しました。
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