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饅頭の日本伝来については、鎌倉時代説と室町時代説の二つがあり、長い間室町時代説が多くの人々に受け入れられてきました。両説とも伝承が中心で、饅頭伝来を直接的に裏付けることが出来ません。しかし、鎌倉時代の日本の僧院において、饅頭が食べられていたことが、道元の著述によってわかります。
道元は、日本に曹洞宗を伝えた人物として知られています。内大臣を父に持つ貴族の出身で、出家して最初は比叡山で仏法を学びました。その後、仏法に対する疑問を解くために、修行を重ね、貞応2年(1223)には宋に渡っています。各地に高僧を訪ね見聞を広め、大悟(悟りの境地にいたること)を得て、安貞元年(1227)に帰国しています。
道元は、自らの信じる教えを強固に広めようとしたために、他宗から迫害を受けてしまいすが、ますます精力的に説法を繰り広げていきます。彼の教えは「只管打坐」(しかんだざ:ただひたすら打ち座る)という言葉に表わされているように、座禅に重きをおいています。また、就寝から起床、洗顔や食事を含む日常のすべても修行の一環としてとらえ、細かな規律を定めています。
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