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金平糖は、斜めに回転する鍋の中で、芯(グラニュー糖や、いら粉など)に砂糖蜜を少しずつかけて作ります。2週間もかけて結晶を大きくしていく大変な作業です。角が生まれるのは、はじめに偶然できた凸凹の、尖った部分がへこんだ部分より早く成長するためと考えられています。寅彦は、どういった条件が重なるとこうした現象が起こるのか、また、角の大きさや数はどのようにして決まるのかなどを、学問として興味深い問題であるとし、当時チョコレートなどに押されてあまり見かけなくなった金平糖について、なくなってしまわないように保存を考えて欲しいとまで記しています。
実は寅彦はお菓子代わりに砂糖をなめ、試験前にはその量が増えたというほどの甘党でした。金平糖について考察したのも、あながち学問的興味だけではなかったかもしれません。
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