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注文記録には、水仙饅頭100個、大焼饅頭200個、椿餅30個などの菓子が見え、これらはおそらく周囲の人々に配られたり、お供えにされたものでしょう。そして、主役の月見饅頭は1個納められています。

大きさは定かではありませんが、直径7寸 (約21cm) と書いた皇族の日記もあることから、相当大きかったようです。月を見るために手に取った時は、結構重かったのではないでしょうか。中心には穴を開ける目安として赤い丸の印が、つけられていました(写真参照)。

和宮はこの時、現在の年齢でいうとまだ14歳になったばかりでした。 (ひのえうまの生まれを忌み、前年生まれとしていた。) 降嫁を承諾したのは同年8月15日とされ、6月は幕府の再三の申し入れを孝明天皇が拒否し続けており、幕府の将来に不安を抱いていたのでしょう。しかし、翌年には京都を離れ、江戸へ嫁ぐことになるのです。
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